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2025/07/25

工具の豆知識

工具のモンキーとは?種類や選び方について解説!

工具のモンキーとは?種類や選び方について解説!

工具のモンキーとは?種類や選び方について解説します。

工具のモンキーとは何なのか詳しく知りたいという方向けに、詳細な情報をまとめました。よく比較される似た道具との違いや、購入する時はどういう点に注目すべきかといった選び方についてもご紹介します。

DIYや自動車の整備など、ハンドツールを使う機会があり、詳しく知りたいことがあれば、ぜひチェックしておいてください。

工具のモンキーとは

工具のモンキーとは、JIS規格上の正式名称が「モンキレンチ」とされる工具のことです。作業員が現場で略して呼ぶモンキーとは、主にこのモンキレンチのことを指します。広くは「モンキーレンチ」と呼ばれていることから、ここではモンキーレンチとしてご紹介しましょう。

モンキーレンチのモンキーとは、由来とされるものが複数存在しています。(※いずれも諸説あります)ひとつは工具の開口部の形が猿の頭部に似ていたからという説。

もうひとつは1800年代の工場において、天井に張り巡らされた蒸気動力の配管などをメンテナンスする作業員が猿のようにわたり、グリスまみれであったことから「グリスモンキー」と呼ばれていたという説。

後者では、彼らがこのレンチを愛用していたため、グリスモンキーが使うレンチとして「モンキーレンチ」と呼ばれるようになったのではないかとアメリカでは言われているようです。

モンキーレンチの用途は幅広く、プロの現場はもちろん家具の取り付けなどのDIYをはじめ、自動車やバイク・自転車の整備などさまざまな場面で使われています。

モンキーレンチの仕様とメリットについて

モンキーレンチは通常の工具のレンチとは異なり、ボルトを掴むアゴ部分の幅を、ウォームギアによって自由に調整できるようになっているのが特徴です。アゴ部分の幅が調節できるとどうなるかというと、さまざまなサイズのボルトナットに使えるメリットがあります。

調整の幅に限度はあるものの、モンキーレンチを1本持っておけば複数サイズのボルトナットの締め付けに対応できるので、腰袋に入れられる工具の量が限られている場合などに便利です。

デメリットと注意点

ただしモンキーレンチは、ギア機構を利用してアゴ部分の位置を調節していることから、どうしてもガタつきやすい傾向があります。アゴ部分がしっかりと固定されずにボルトナットを締め付けると、ナットの角部を潰してしまうことになり、空回りを起こすことがあります。

そういった背景から、モンキーレンチは仮締めには使えますが、本締めや錆びて固着したボルトナットにはしっかりトルクをかけられるメガネレンチやラチェットレンチを使う必要が出てきます。

ここまでは工具のモンキーとは何なのかについて解説してきましたが、次の項目ではモンキーレンチのような調整機能を持つ工具は他に何があるのか、種類についてご紹介しましょう。

調整機能を持つ工具の種類について

モンキーレンチのような調整機能を持つ工具は他にもあります。どのような種類があるのかご紹介します。

パイプレンチ

パイプレンチとは、パイプをはじめとする円筒形の物体を掴んだり回転させるための工具です。モンキーレンチと同じく調節可能なアゴがついていることと、パイプを回すためについたテコの役割を果たす長いハンドルがついているのが特徴。パイプの直径や用途に合ったさまざまなスタイルの工具が展開されています。

ロッキングプライヤー(バイスグリップ)

ロッキングプライヤー(バイスグリップ)は、物を掴んだ状態のままロックすることができるプライヤーです。作業中にずっと握っておく必要がないため、疲れを軽減して作業効率をアップさせられます。

モンキーレンチ同様、対象物に合わせた口開きの調節が可能。一部、オートアジャスト機能(自動調整)を持つタイプの製品も展開されています。

モンキーレンチとしても使用できる一面がありますが、ロッキングプライヤーのアゴはギザギザしているため、完全に代用できるわけではありません。ボルトやナットの角を傷つけるおそれがあるため、モンキーとは使い分けた方がいいでしょう。

ウォーターポンププライヤー

ウォーターポンププライヤーは水道管などのパイプ作業に使う工具です。口の開きが調節可能で、ナットの締め付けなどに使用します。通常のプライヤーと同様、電線を挟む使い方ができるほか、先端が斜めになっていることから、壁や床など作業しにくい現場でも物を掴むことが得意です。

モンキーレンチとよく比較される工具の違いについて

モンキーレンチとよく比較される、似た工具との違いについて解説。

モンキースパナ

モンキースパナとモンキーレンチは、どちらもボルトやナットを回すための工具ですが、スパナは固定サイズの口径を持つ違いがあります。アゴ部分の幅が調整可能なモンキーとは異なり、対象物に合ったサイズの工具を何本も用意しなければなりませんが、そのぶん強いトルクをかけてしっかりと締め付けることができます。

プライヤーレンチ

モンキーレンチと似た工具としてプライヤーレンチをご紹介しましょう。プライヤーレンチはモンキーとは違って、アゴ部分の幅調整をスライドやプッシュボタンで素早く調整できます。また、グリップを握るほど掴む面が平行に動き対象物を挟み込むので、ボルトやナットを傷つけにくくなめるリスクも低減されます。

モンキーレンチの選び方

モンキーレンチの選び方についてご紹介。

開口幅を確認

モンキーレンチを選ぶ上でまず重要なのが開口幅です。一見、大きめのものを選んでおくと幅広いサイズのボルトやナットに対応できるように思えるかもしれません。しかし、あまりに大きいと、対象物がうまく掴めずナメる原因となるので注意が必要です。

大・中・小にあたるサイズ展開があり、大は高トルクが必要な自動車整備や設備工事用に。中は35mm前後のサイズ感で一般的なDIYや家庭での使用に最も適しており、最も汎用性があります。小は細かい作業や狭い場所での使用に適しており、持ち運びにも適しているでしょう。

あごの厚み

モンキーレンチを選ぶ際は、あごの厚さも確認をしておかなければなりません。狭い場所や奥まった場所で使用する場合、あごに厚みがあると回すことができず、作業ができないことがあります。そういった場合には「スリムタイプ」や「薄口モンキーレンチ」がおすすめです。

ただしあごが薄くなると、強度がやや低くなります。強力な締め付けが必要な作業には、厚みのあるあごを持ったレンチを選ぶようにしましょう。作業内容に応じて、使い分けられるのが理想です。

本体の重量

似たような製品でどちらにするか悩んだ時は、モンキーレンチ本体の重量にも注目しましょう。少しでも軽いと持ち運びや作業時の負担が軽減できます。実店舗で購入する場合は実物を持って比較できますが、ネットであれば重量に関する項目をチェックしてみてください。

有名なメーカーの製品かどうか

近年は、ネット通販サイトでモンキーレンチなどの工具類を検索すると、安いノーブランドの製品が複数見つかります。しかしそういった製品ではなく有名な工具メーカーの製品を選ぶと、使いやすさと仕上がりにおいて一定以上の水準が保たれていることから、安心して使用できるでしょう。

また、有名な工具メーカーの製品は壊れにくいメリットもあるので、結果的には長く使えてコスパが良い可能性があります。少しでもコストを抑えながら工具を揃えたい場合は、有名な工具メーカーの製品の中で価格を比較して決めることをおすすめします。

モンキーレンチを展開するメーカーで有名なものとして、フジ矢・藤原産業・高儀(Takagi)・TOP・株式会社ロブテックス(ロブスター)・BAHCO(バーコ)などが挙げられます。ネットで商品を購入する場合であれば、口コミ情報も参考に選ぶといいでしょう。

まとめ

今回は工具のモンキーとは?種類や選び方について紹介しました。
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!

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