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アトラエースとは?製品の特徴や選び方についても解説します。
アトラエースとは何なのか知りたいという方向けに、製品の特徴や選び方について詳しく解説します。
鋼材に穴をあける電動工具を用意する必要があり、使い勝手のいい磁気ボール盤を探している。種類がいろいろあってどれを選べばいいのか迷うといった場合には参考にしてください。
アトラエースとは、日東工器株式会社が製造と販売を行っている携帯式磁気応用穴あけ機の製品シリーズ名です。アトラエースの穴あけ機本体の底面には強力な電磁石(マグネット)が採用されているため、対応素材は鋼材のような磁性を持つ金属に限ります。磁力の力で素材をしっかりと吸着して固定するので、安定した状態で電気ドリルで穴あけができます。
アトラエースの工具カテゴリーは「磁気ボール盤」です。磁気ボール盤を使用するのは主に機械加工作業をするプロで、大型機械で作業することのできない建築現場においてアトラエースは特に重宝されています。高所をはじめ動かせない構造物など、手作業では難しい場所でも安全且つ正確に穴あけができるでしょう。
同じ磁気ボール盤に該当する工具は数々のメーカーから発売されているものの、日東工器株式会社は磁気ボール盤製造の最大手と言われるほどです。他のメーカーの製品と比較してもアトラエースが選ばれる傾向にあるのは、長年にわたる高いシェアと信頼性を保っている点にあります。
製品展開も幅広く、小型且つ軽量の低丈型をはじめ大口径対応モデルから全自動タイプに至るまで、現場のニーズに合わせたラインナップから同社の製品を数台を使い分けるプロが多く存在します。
そんなアトラエースについてですが、製品のラインナップが多いと、購入前にどれを選ぶべきか悩むこともあるでしょう。ここまではアトラエースとは何なのかについてご紹介しましたが、次の項目では製品の選び方について詳しくご紹介します。
アトラエースの選び方についてご紹介。
アトラエースを選ぶ上で、まず確認しておきたいのが穴あけ能力です。アトラエースとは「ジェットブローチ」と呼ばれる環状刃物(中心部が空洞になっており、ドーナツ状に素材を切り抜く刃物)を合うものに交換して穴あけを行います。この最小穴あけサイズと最大穴あけサイズがモデルごとに異なるので、あけたい穴の大きさに合わせて製品を選ぶ必要があります。
アトラエースの製品に関する概要欄を見ると、穴あけ能力がミリ単位で記載されているので確認してみてください。板厚についても触れられていますが、こちらは穴あけ可能な鋼材の厚さを指しています。加工したい鋼材の厚さの最大値で選ぶといいでしょう。
本体サイズの選び方により、作業内容に影響する場合があります。
低丈型
低丈型は全高が低く、アトラエースの中でも持ち運びにおすすめです。作業姿勢がやや不安定な場所でも威力を発揮します。
標準・大型
標準・大型は、広々とした作業場での使用に適しています。重い本体や大きな切削作業など、ハードな作業をこなすのに向いています。
アトラエースとは、手動タイプの「アトラエース」と全自動タイプの「クイックオート」2つの操作方式が存在します。作業効率や自ら操作した方がいいかどうかといった点から選びましょう。
手動タイプの「アトラエース」
手動タイプは作業者が自らの感覚で操作できるのが特徴です。全自動タイプに比べると価格が安く抑えられます。ただし繰り返し作業を行う際にこちらを使うことになると、時間がかかります。
全自動タイプの「クイックオート」
全自動タイプはボタン1つでドリルを自動送りする機能を搭載しているのが特徴。こちらのモデルは繰り返し作業を行う際に選んでおくと、大幅に時間を短縮できます。一方で手動タイプに比べると本体価格が高価です。
アトラエースには電源コードタイプとコードレスタイプがあります。
電源コード
電源コードタイプは安定した電力供給が可能で、長時間作業に適しています。その代わり電源がない場所では使用できないことと、コードレスの電動工具に慣れていたり作業内容によっては、コードの取り回しが煩わしいと感じる可能性があります。
コードレス
コードレスタイプは電源がない場所や高所でも作業が可能です。ただし作業前にはバッテリーの充電をしておく必要があることと、連続作業時間が限られています。バッテリーが切れると作業が中断するので、交換用のバッテリーを用意しておくなどの対策が必要です。
バッテリーを予備で持っておく場合は、必ず機種に対応した純正のバッテリーを購入してください。
アトラエースを使う時の注意点についてご紹介します。これから購入予定であったり使用予定であれば、安全に工具を使うためにもこの機会にチェックしておいてください。
作業前には必ず製品に付属の取扱説明書に一通り目を通しておきましょう。特に重要なのが注意事項が記載されているページで、使い方に関する注意点が詳しく載っています。安全に作業ができるよう、作業員同士での情報共有も大切です。
アトラエースとはほとんどの機種でアース(接地)を取る必要があります。アースを取り忘れると電気を逃がすことができず、作業者が感電するおそれがあるので注意してください。こちらに関しても、必ず作業前には取扱説明書を確認しておくことをおすすめします。
アース線をガス管に接続すると爆発の危険があるため、絶対に接続しないでください。
エンジン式溶接機として知られる「エンジンウェルダー」は、発電機のように電気機器を動かすこともできますが、アトラスエースは基本的に使用できません。エンジンウェルダーから出ている電源に接続すると誤作動を起こして電子回路が損傷するおそれがあるため、使用しないようにしましょう。
では発電機はどうなのかについてですが、インバータ式のものであれば、電動工具を繋いで使うことができるとされています。発電機側の取扱説明書も併せて確認してください。
アトラエースを含む磁気ボール盤を、天井など上向きで使いたいシーンが出てくることがあると思います。ネットなどの情報でも、小型の磁気ボール盤であれば天井で使えるといった情報もあるでしょう。
ところが実はアトラエースを展開する日東工器では、天井での作業には使用することが禁止されています。これは磁気ボール盤を製品展開する他のメーカーも同様で、基本的に製品の取扱説明書には使用できない旨が記載されています。
マグネットの吸着力は非常に強力であるものの、天井面に対しては不安定になりやすいです。作業中に落下して重大な事故を引き起こすリスクがあることを考えると、禁止されている使用方法は避けた方がいいでしょう。禁止されている使い方をする場合は自己責任になるので、じゅうぶん注意してください。
アトラスエースをこのようにして使っていいのかどうかと疑問や不安がある場合は、迷わずメーカーへ相談しましょう。取扱説明書に相談窓口への連絡先が載っています。
作業前には毎回、保守点検をしましょう。点検を行う際にはプラグを抜いて完全に電源を落とします。異音がするなど、いつもと少しでも違う点があることが感じられたら、修理へ出すことをおすすめします。
アトラエースとは何なのか、特徴や選び方についてご紹介してきましたが、最後によくある疑問と解決策をご紹介します。
磁気ボール盤は日東工器以外からも発売されています。育良精機の「ライトボーラー」や、HiKOKI(ハイコーキ)の「BM」シリーズ、OMI(大見工業)の「フラッター」が磁気ボール盤に該当するので、他のメーカーの製品も気になるようであればチェックしてください。
アトラエースは手動タイプで30万前後、全自動タイプのクイックオートが50万前後と、職場で揃えるにしても高額です。
今後長く使用していく場合は購入がおすすめですが、使用が限られているようであれば、レンタルやリースといったサービスを利用するのも手です。特に、どのモデルにするかまずは使ってから決めたいと考えているようであれば、実際に使ってからメーカーや製品を決定するのもいいでしょう。このようなサービスの利用も検討してみてください。
今回はアトラエースとは?製品の特徴や選び方についても解説しました。
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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