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オイルパルスとは?仕組みや選ぶメリット・デメリットについて解説します。
オイルパルスとは何なのか、従来の工具に備わった打撃方法とは仕組みにどのような違いがあるのかといったことについて、メリットやデメリットに触れながら情報を詳しくまとめました。
電動工具を購入する際に選ぶべきかどうか迷っている。または、珍しい道具に興味があれば、ぜひチェックしておいてください。
オイルパルスとは、主にインパクトドライバーやインパクトレンチに採用されることがある技術のことを指します。インパクト(打撃)を加える工具は、高いトルクを出すために強い衝撃を伴うことから、大きな騒音や振動が発生します。
そこでオイルパルスとは技術を取り入れたことによって、オイルを使用して打撃を吸収したり伝達するため、騒音や振動が大幅に抑えられるようになりました。仕組みについてもう少し詳しく解説しましょう。
オイルパルスとは、電動工具の本体内部にオイルが満たされた「オイル室」が内蔵されています。モーターの回転がこのオイル室のオイルを圧縮し、そのエネルギーを打撃として伝達します。通常のインパクトのように金属打撃を行わず、オイルが衝撃を滑らかに吸収することで打撃を和らげ、騒音や振動を抑えることに成功した技術です。
オイルパルスを選ぶメリットとして第一に挙げられることは、やはり打撃音が大幅に抑えられることです。音が抑えられるとなれば、集合住宅地など近隣へ騒音の迷惑がかかるシーンにおいても、比較的作業がしやすくなります。この仕様だと手や腕に伝わる振動が軽減できることから、長時間の作業でも疲れにくいメリットもあります。
また、衝撃が緩和されるとなれば、ネジやボルトを締め付ける際の反動が少なく済むため、安定した作業が可能です。これによってネジ山を傷つけにくくなることから、オイルパルスとは繊細な作業にも向いています。
オイルパルスを選ぶ際には、メリットだけではなくデメリットもあります。オイルパルスの構造を採用した工具は、通常の工具に比べると締結能力が低いことから、高トルクを必要とする作業には不向きな場合があります。そのほか、硬い素材に対しては、極端にネジを締めるスピードが落ちる点にも注意しなければなりません。
そして何よりオイルパルスとは、通常の工具に比べると価格が高価です。製品の選択肢も今はまだ限られているので、その限られた中で購入モデルを決めることになります。
これらのデメリットを踏まえてもメリットの方が上回る場合には、オイルパルス方式を備えた工具の購入を検討してはいかがでしょう。
一般的なインパクトドライバーやドリルドライバーと比較すると、オイルパルスとはあまり広く知られていない技術です。珍しい技術を持つ工具に興味があれば、一度使ってみるのもおすすめです。
オイルパルス方式を採用している工具の種類は、主に「オイルパルスレンチ」と「オイルパルスドライバー」の2種類です。オイルパルス方式はインパクト(打撃)機構の代わりということもあり、この2種類に限ります。
オイルパルスレンチは、ボルトやナットの締め付けや緩め作業に使われます。自動車整備や機械の組み立てなどに使用可能です。
オイルパルスドライバーは、ネジの締め付けや取り外し作業に使います。家具の組み立てやリフォーム作業など、ネジを使う作業で活躍します。
オイルパルス方式の工具に関するよくある疑問を元に解決策をご紹介。※工具の取扱いに関する詳細な注意点などは、製品に付属の取扱説明書も併せて確認してください
通常のインパクト工具とオイルパルス方式の工具は、使い方や保管方法に違いはあるのかどうかについて。オイルパルス方式は打撃機構にオイルを使用していることから、極端な低温環境に置いたり高温状態で連続使用すると、モーターが故障するリスクがあるので注意が必要です。
連続作業により工具本体が高温になった時は、電源を落として30分を目安に休ませて様子を見ましょう。
工具を使う前は、電源を完全に落とした状態でビットが欠けたりしていないかどうか、各部品にガタつきや緩みがないかどうかを確認しておく必要があります。この点においては、通常のインパクト工具と同じです。
ただし、オイルパルス方式の工具はオイルが内蔵されているので、長く工具を使っていく中でオイル漏れが発生することがあるかもしれません。オイル漏れを少しでも感じたら、工具の使用はせず、メーカーに問い合わせて相談しましょう。
オイルパルス方式の工具はどこで買えるのかについて。少々特殊な仕様の工具ということもあり、実店舗では電動工具を専門的に複数並べているようなところでなければ、取り扱っていないことが大半です。
実店舗であればDIYショップへ。確実に手に入れるにはDIYショップの公式通販サイトやECサイトの利用がおすすめです。
オイルパルス方式の工具を発売しているメーカーを5種類ご紹介します。
瓜生製作株式会社は、大阪に本社をおくメーカーです。ボルトの締め付けや取り外し工具、穴あけドリルといった工具類の展開をしており、オイルパルス方式の工具はレンチを発売中。数多くの製品展開があります。
「オートリリーフ」という独自の新機構を搭載しており、従来のモデルよりもさらに改良が加えられ、使い勝手の良さが増しています。
マキタは、愛知県に本社をおく総合電動工具メーカーです。非常に幅広い製品展開があることで知られており、オイルパルス方式の工具ももちろん販売しています。製品名はオイルパルスではなく「ソフトインパクトドライバ」の名で発売しており、インパクトドライバのみ取り扱いがあります。
長年の実績による高い品質と耐久性もマキタの強みであることはもちろん、同じボルト数のバッテリーを備えたモデルであれば、他のマキタの工具とバッテリーを使い回すことができます。(※使い回しができるかどうかは、形状やシリーズなどの確認が必須です)
ハイコーキは、かつては日立グループに属していた、根拠地を日本におく電動工具メーカーです。オイルパルス方式の工具はドライバーを展開中。
連続使用しても締付け速度が落ちにくい、熱を効率よく外部に放出するなど、特に連続使用を想定している点に人気があります。ほとんどのオイルパルスモデルに、用途に合わせて打撃力(締付け力)を切替できる機能も搭載。作業中にあると嬉しい要素が複数備わっています。
パナソニックは、幅広い白物家電を展開することで知られる東京に本社をおくメーカーです。電動工具も数多く発売しており「オイルパルスインパクトドライバー」の名で、オイルパルス方式の工具を展開しています。
パナソニックのオイルパルス方式の工具は、軽量である点がポイントです。長時間の作業で腕が疲れてしまうようであれば、パナソニックのモデルを一度持ってみてはいかがでしょう。防塵・耐水にもこだわっているので、何らかの水濡れなどが起きてもある程度耐えられる製品を求めている場合におすすめです。
※特定のメーカーに限らず電動工具の多くは完全防水仕様ではない場合がほとんどです。長時間水分にあたるような使用は避けてください
ヨコタは、大阪に本社をおくパワーツールメーカーです。エアーツールの製品展開が主流で、オイルパルス方式の工具においても「エアインパルスレンチ」の名がついた、エア式のオイルパルス工具が人気です。
ヨコタはシステムレンチという独自のトルク管理システムを採用しています。このシステムでは、工具内部にエア式のオイルパルス機構を備えているだけでなく、トルクセンサーや角度センサーも内蔵。締め付け中のトルクをリアルタイムで監視します。これにより、正確な締め付けが可能となり、品質管理や生産効率の向上にも大きく貢献しています。
今回はオイルパルスとは?仕組みや選ぶメリット・デメリットについて解説しました。
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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