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ビス止めのやり方についてまとめました。
ビス止めのやり方がわからないから知りたいという方向けに、使う工具やパーツの種類から作業手順まで詳しく解説します。
この記事でご紹介する素材は、最も基本とされている木材をはじめ、壁や外壁、車を対象としています。似たような素材で手順が知りたい場合にもぜひ代用して参考にしてください。
ビス止め(ビス留め)とは、主にビスを使って対象物を固定することを指します。用途は木材同士や金属同士をはじめ、家具の組み立てや建築現場における構造材や内装材の固定など、さまざまです。
よくネジ止め(ネジ留め)との違いがわからないという意見もありますが、一般的にビスの方が径が小さく、雌ねじを使いません。先の尖ったものをビスと呼び、尖っていないものをねじと呼ぶなどさまざまな意見があります。
そこでビス止めのやり方を解説する前に、まずはビスの選び方をご紹介しましょう。
ビスの選び方についてご紹介します。
よく使われるビスの種類は主に3つあり、それぞれ特徴が異なります。
コーススレッド
コーススレッドは木材同士を強力に固定することに長けており、ネジ山が深く保持力が高いのが特徴です。ねじ込みが早く作業も進みやすいことから、DIYや家具づくり、ウッドデッキづくりなどでよく使われる一般的なビスとして知られています。
スリムビス
スリムビスはコーススレッドよりも細く、木割れを起こしにくいのが特徴。木材の端に打ったり、薄い板材に使いやすいビスです。素材を端部で固定する必要がある場合や、家具・雑貨づくりにも使えます。
タッピングビス
タッピングビスは、木材に限らずプラスチックや金属など、さまざまな素材に対応できます。下穴なしでねじ込むことができますが、強度はコーススレッドに比べると低めです。金属板の固定やプラスチック製品の組み立て、木材と金属の接合などに使えるビスです。
使用環境において、ビスの材質選びは重要です。特徴も含めて選ぶ際にはチェックしておくべき要素です。数ある材質の中でも特によく使われている3種類をご紹介します。
鉄
鉄は最も一般的な材質で、価格も安く入手しやすい傾向です。強度もあり、あらゆる用途で使用できますが、錆びやすいため湿気などがない環境で使用する場合に向いています。(メッキで表面処理が施されていることも多い)
ステンレス
ステンレスは耐食性に優れており、錆びにくく長持ちします。強度もあり幅広く使えることから、水回りや屋外でも使用できます。鉄に比べるとやや割高です。
真鍮
真鍮は他にはない色合いが好まれており、DIYや家具のアクセントとして使用されることが多い傾向です。鉄に比べると柔らかく強度は低いですが、部材同士を固定することに限らず、ビス止めすることそのものを楽しめる可能性があります。
ビスにはねじ山が頭部から先端まで全体に切られている「全ネジ」タイプと、ねじ山が頭部付近までしか切られていない「半ネジ」タイプがあります。これらの使い分け方も確認しておきましょう。
全ネジ
全ネジは、締め付ける際に回転トルクが均等にかかることから、安定した締め付けを得意とします。金属同士を固定する場合や、金属と他の素材を固定する際に使用します。
半ネジ
半ネジは、締め付ける際に材料同士を引き寄せる力が働くことから、より強い固定が可能です。金属同士を密着させて固定する際によく使用されます。
ここまではビスの選び方についてご紹介しました。次の項目からは、実際にビス止めのやり方について解説していきます。
まずは最も基本となる木材へのビス止めのやり方について解説します。
用意するものは次の通りです。
※やり方を確認した上で必要なものがあれば他のものも用意してください
下穴は必須ではありません。しかし硬い木材や割れやすい木材の場合、ビスを打つ前に下穴を開けておくと、ビスが入りやすくなり木材が割れるのを防ぎます。穴を開ける位置を決めたらキリかドリルビット(電動工具に取りつけて使うビット)、皿取錐を使って穴を開けましょう。
下穴の直径は、ビスの直径に対して約7割が目安です。深さはビスの長さの約半分を目安にしましょう。
ドライバーまたは電動ドライバーを使って、穴を開けたい位置、もしくは下穴を開けたところへ真っ直ぐビスを打ち込みます。ビスを締めすぎると木材が割れる可能性があることから、適切なトルクで締め付ける必要があります。
ビスを打った後は、ビス頭を隠すこともできます。木パテを使えば、埋めるだけで簡単に綺麗に仕上げられます。木パテは市販されているのでチェックしてみてください。木パテは、ビス打ちに失敗した穴にも使える場合があります。
ダボ(木栓)を使ってビス頭を隠す場合は、皿取錐で穴開けを行い、その穴へビスを打ちます。埋木錐で不要な部分の木材を使用して、ダボを作ります。ダボは、埋木錐でダボの形に掘った後、溝にマイナスドライバーを差し込んで折るようにすると取り出すことができます。ダボの先端はサンドペーパーで斜めに削っておくと、打ち込みやすくなります。
ビスを打った穴に木工用ボンドを流し込んだら、穴全体に広げてください。先ほど作ったダボをゴムハンマーで打ち込んで完了です。
壁へのビス止めのやり方について解説します。壁へビス止めをする場合、まずは壁の素材が何でできているかを把握しなければなりません。素材別にやり方をご紹介します。
石膏ボード壁とは、現代の多くの住宅に使用されている素材です。まずは下地センサーを使ったり壁を叩くなどして、ビスを打つ場所に下地があるかどうかを確認しましょう。
下地(間柱やコンパネなど)がある場所へは、直接ビスを打ちます。下地がない場所には、アンカーと呼ばれるネジ固定部材を通して壁にビスを打つ必要があります。
ビスは石膏ボード壁の厚みに対し、+10mm以上のものが必要です。電動ドライバーなどを使って、垂直にねじ込みましょう。
コンクリート壁にビス止めを行う場合、コンクリート壁用のアンカー(ネジ固定部材)を使います。まずは電動ドリルにコンクリート用ドリルビットを取り付けて、ゆっくりと壁に穴を開けましょう。穴の深さはアンカーの長さに合わせて調整してください。
穴の中に溜まった粉塵をブラシなどで取り除いたら、アンカーを穴に挿入してハンマーで軽く叩き込みます。取り付ける物をアンカーに合わせてビスで固定したら作業完了です。ビスを締めすぎるとアンカーが壊れる恐れがあるため注意しましょう。
木壁には直接ビス打ちをしていきます。硬い木壁の場合、下穴を開けておくことでビスが入りやすくなります。下穴の径はビスの太さの半分程度を目安にしてください。
下穴、もしくは穴を開けたい場所へ電動ドライバーを使って、ビスを打ちましょう。ビスを締めすぎると木壁が割れることがあるため、締めすぎないようにします。
外壁に看板や照明、装飾品を設置したい時などに、ビス止めをしたいと思うことがあるかもしれません。しかし外壁は建物を守る上で重要な部分ということもあり、適切な知識と技術が必要です。特に何年も経過した古い外壁の場合は、穴を開けた部分からヒビ割れる恐れなどもあるため、できればDIYをせずプロに依頼することをおすすめします。
外壁に打つビスには、ステンレス製や亜鉛メッキが施された錆びにくい性質を持つものを選びましょう。穴を開けたい位置に、下穴を開けます。下穴を開けておくとビスが入りやすくなり、外壁の割れを防ぎます。下穴にビスを差し込んだら、電動ドライバーなどでゆっくりと締め込んで作業完了です。
最後に、ビスの頭部や穴の周囲に防水シーリング材を塗布することで、雨水の浸入を防ぎます。
車へビス止めを行うのは、オーバーフェンダー・エアロパーツ・イージーリップの取り付け時などです。いずれも車へのビス止めのやり方はほとんど同じですが、イージーリップに関しては、本来両面テープで貼り付けを済ませる場合がほとんどです。製品によってはよりしっかりと固定するためにビスやクリップを併用することがあるため、ビス止めを行うかどうかは製品を見て判断してください。
オーバーフェンダーやエアロパーツを車へ取り付ける方法をご紹介します。これらを車体に仮合わせして、取り付け位置を決めます。位置が決まったら、マスキングテープで位置をマーキングしてください。固定する位置にドリルで下穴を開けましょう。下穴の径は、ビスの太さよりも少し小さめにしてください。
オーバーフェンダーやエアロパーツを車体に合わせて下穴にビスを打ち込み、電動ドライバーでビスを締め付けます。しっかりと固定されているか確認できたら、必要に応じてコーキング材などで隙間を埋めて作業は完了です。
今回はビス止めのやり方についてまとめました。
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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