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台車の種類別に正しい使い方を解説します。
台車の正しい使い方が知りたい、種類がいろいろあって手順がイマイチわからないという方向けに、手順を詳しくまとめました。職場で使う予定がある場合をはじめ、自宅で荷物を運ぶために購入を予定しているという方も、安全に使うための必要事項を確認しておきましょう。
また、どのようなタイプの製品を買うべきか迷っている時の下調べ用としても活用してください。
台車とは、荷物を載せて運搬移動をするために使用する車輪が付いた台のことです。店先や配達の過程など、日常の何気ないシーンにおいてよく見かけることがあるのではないでしょうか。台車は大きな荷物や重い荷物を載せて運ぶことができるので、非常に便利な道具ではありますが、安全に使わなければ怪我や重大な事故につながるリスクがあります。
台車ごとに耐荷重量は決まっています。規定を超えるほどの重量がある荷物を載せた状態で動かすと、車両の制御が不能になってバランスを崩し倒れたり、ブレーキが効かなくなったりと大変危険です。
耐荷重量が大きい製品を選べば汎用性が高くなりますが、そのぶん台車自体も重くなりがちで価格も高価です。運びたい荷物がある程度決まっているようであれば、重量に合ったモデルを選ぶようにしましょう。
台車のキャスターには、「ゴム製」と「エラストマー製」2種類のタイプがあります。
ゴム製は凹凸のある路面でも滑らかに走行できるメリットがありますが、床へのマーキングが起こりやすい懸念があります。(グレーゴムを選ぶと低減可能)また、長時間荷重をかけると歪みが起きる傾向があります。
エラストマー製は、ゴムより軽くてマーキングが起こりにくいメリットがあります。ゴムほどの弾性はないものの、耐久性に優れています。ゴム製のものよりは価格が高い傾向がありますが、床を汚したくないオフィスや店舗などを走行させる場合には、こちらが使いやすいでしょう。
これから台車を購入予定であれば、耐荷重量やキャスターの素材も確認しながら製品を選んでみてください。既に台車を用意してあるという方は、次の項目からご紹介する台車の使い方を参考に、使い始めましょう。
台車の正しい使い方について、基本的な流れについて解説します。
台車の正しい使い方を知る上で、まず確認しておきたいのが耐荷重量です。『台車を安全に使うために』の項目でも少し触れましたが、台車ごとに耐荷重量が決まっており、規定を超える重量の荷物を載せることは大変危険です。耐荷重量を上回らない荷物量に留めましょう。
また、台車に荷物を載せる作業を行う場所についてですが、坂道や傾斜のついた道はバランスを崩しやすいことから避けましょう。できるだけ平地で、通行人の邪魔になりにくい場所を選んで作業を行います。
台車を止めて荷物の積み下ろしといった作業を行う際は、必ずストッパーをかけてください。ストッパーにはハンドタイプとフットタイプがあり、ハンドタイプは台車の持ち手部分についており、レバーと一緒に握るとロックがかかる場合が多いです。フットタイプは車輪についており、ペダルを踏むことでロックがかかる場合が多い傾向です。
いずれにしても、ストッパーをかけるという動作は重要です。製品ごとに操作方法がやや異なる場合があるため、正しいストッパーのかけ方は製品に付属の取扱説明書を確認しましょう。
台車の使い方の中でも最もポイントとなるのが台車に荷物を載せる作業です。複数の荷物を載せる際、重いものを一番下の押し手側に載せることで、安定しやすくなります。高く積み上げすぎないことも大切で、前方が確認できる程度までの高さに留めてください。
転がりやすいものや倒れやすいものを載せる時は、クサビやロープなどを使って荷物を固定しましょう。運搬中に荷崩れを起こしたり、荷物を落とさないよう積むことが大切です。
また、荷物を台車から下ろす際にも、ストッパーをかけることを忘れないようにしてください。
動かす時は歩きましょう。走ると衝突や転倒のリスクがあります。また、曲がり角や十字路などではいったん停止して、左右の安全を確認してください。
斜面を走行する必要がある場合は、ストッパー付きの台車を使うことと、できれば2人で作業を行います。斜面を下る時は、ゆっくり後ろ向きで下りるのがコツです。後方に人がいないか、物がないかどうかを確認しながら進みましょう。
荷物の積み下ろし作業を終えた台車は出しっぱなしにせず、たたむなどして所定の場所へ戻してください。
自宅で自分だけが出入りしている倉庫内にて保管している場合などを除いて、例えば従業員や来客が、台車にあたったり踏んだりしたことによって事故を起こすリスクがあります。子どもは乗って遊ぶ可能性もあるため、使い終えたら片付けることを習慣づけましょう。
台車の種類別に正しい使い方を解説します。ここでは用途についても触れているので、これから台車を購入予定であれば、作業内容に合ったものを見つける目的でも参考にしてください。※ここでもより詳しい使い方は製品に付属の取扱説明書を確認してください
台車の中で最も一般的なタイプのものとして知られるのが、折りたたみ台車です。台車の荷台後方にある折りたたみレバーを握ってロックを解除し、ハンドルを倒すことで、使わない間は畳んでコンパクトに片付けておくことができます。
ねこ車とは、別名「ねこぐるま」などとも呼ばれる2輪台車です。てこの原理を利用して運ぶので、重い荷物の荷降ろしに適しています。曲がり角や細い通路でも小回りが利きますが、バランスを取らなければなりません。
車輪を支点とし、作用点である荷物を載せたすくい板に対してハンドル側を力点として使います。荷物の形状によっては、ロープで縛るなどして固定しましょう。
カゴ台車(カゴ車)とは、3方向に網状や格子状のスチール製の枠で囲った台車を指します。格子があることで荷崩れが起こりにくいほか、数が多いものや高さがあるものも運びやすいのが特徴です。荷物の仕分け場で使われることもあります。
使い方は、右側のフレームを開いて床板を降ろし、両サイドがロックされた事を確認します。箱状になったら荷物を入れ、最後は荷崩れ防止にステーバーを掛ければ運搬可能です。
6輪台車はキャスターが6輪になっており、方向転換と安定性を両立しているのが特徴。大型で重い荷物をスムーズに運ぶことができ、主に病院やホテルなどでよく使われています。センターの固定車を中心に旋回できるようになっていることから、中央に重心がくるよう荷物を載せましょう。
カット台車とは、2段になった台車のことを指します。スーパーの品出しなどで使われることが多く、上の段に商品を積みます。下の段には基本的に何も置かないようにしておくことで、品出しを終えた箱をたたんで積んでおいたり、破損品などを置くといった使い方をします。
階段用台車は、階段など段差のある場所で、台車を持ち上げなくても登ることができる仕様になっているのが特徴です。階段で台車を使う際は、必ずこちらの専用のものを使いましょう。階段用台車は手動と電動タイプがありますが、近年は電動タイプが人気です。
電動台車の使い方は、ハンドルの長さを調整したら、電源を入れてコントローラーをオンにします。すると走行ベルトが動き出すので、階段の上を滑らせるようにして後ろ向きに階段を登りましょう。
作業環境に合った高さに調整できるのが昇降台車です。荷物を高さのある場所へ積み下ろしする際に、こちらの台車を使うと作業がスムーズです。
使い方は、昇降台車のフォークをパレットや荷物の差込口に挿入したら、足元にあるハンドルを押すことでフォークが上昇します。
ピアノ台車とは、ピアノを運ぶことに特化した台車です。重量があるピアノを、安全かつ効率的に移動させることができます。
使い方は、台車をピアノの下側に潜り込ませ、所定の位置に合わせたらハンドルを回します。ハンドルを回しているとピアノが徐々に床から浮きます。ピアノが浮いたら、2人以上で静かに移動させます。
ドラム缶運搬台車とは、その名の通りドラム缶を運搬することに特化した台車のことです。使い方は、ドラム缶を斜めに傾けたら、本体のツメ部をドラム缶の下部に滑り込ませてドラ
ム缶を元に戻します。付属の固定ベルトでドラム缶を本体にしっかりと固定したら、運搬可能です。
ボンベ台車とは、ガスボンベを安全且つ効率的に運ぶことに特化した台車を指します。使い方は、キャスターにストッパーをかけたら、ボンベをセットする側の転倒防止板のロックを解除して転倒防止板を開きます。ボンベを回転させながら台車にセットし、付属のチェーンでしっかりとボンベを固定します。
最後に転倒防止板を閉じてロックをかけたら、キャスターのストッパーを解除して運搬を行います。ボンベを複数本載せる場合は、片側に偏らないように載せましょう。
今回は台車の種類別に正しい使い方を解説しました。
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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