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2025/12/19

DIY

【DIY】曲線に加工する電動工具を解説

【DIY】曲線に加工する電動工具を解説

電動工具で曲線に加工するためのおすすめ道具を5種類紹介します。

電動工具で素材を曲線に加工したいけれど、どんな道具を使えばいいのかわからないという方向けに、おすすめの情報をまとめました。

作業の基本的な流れについても触れているので、DIYなどの物づくりにこれからトライしてみたいと考えているようであれば、参考にしてください。

電動工具で曲線に加工したい時に

木材などの素材を使って物づくりをしようと考えた時、まずはじめに悩みがちなのが、どのような電動工具を使って切り出すかについてです。素材を切り出すことができるであろう工具をネットで検索すると、似たような商品がたくさん出てきて、どれを選べばいいのか困ることもあるはずです。

木材を直線に切り出すには丸ノコがよく使われていますが、曲線に切り出し加工するにはどのような工具を使えばいいのか?

そこでここでは、曲線に加工するための電動工具をいくつかご紹介します。それぞれ特徴が異なるので、作業に合った道具を選んでください。次の項目において、まずは素材を曲線に加工する基本的な流れをご紹介します。

素材を曲線に加工する基本的な流れ

素材を曲線に加工するための基本的な流れについてご紹介。※ここでは木材を例に解説

1, 墨付け

まずは木材を切り出したい形に墨付けします。素材に直接手書きする場合は、2Bなどの柔らかい芯の鉛筆を使ってやさしく書きましょう。こうすることで、不要になった部分を後から消しゴムで消しても跡が残りにくく、綺麗に仕上がります。

できれば、墨付けは側面にもつけておいたほうがいいでしょう。そうしておくことで、切っている間に角度が変わったりといったトラブルに早い段階で気付きやすいメリットがあります。

印刷したものを使う場合は、コピー用紙にカットしたいデザインを印刷したものを、木材に貼り付けます。貼り付けする際は、貼って剥がせるスプレーのりを使う方法が人気です。はじめは端材などを利用して、接着具合やカット具合などを試してみるのもいいでしょう。

2, 大まかな切り出し

電動工具を使って木材を曲線に切り出していきます。ここでは大まかな切り出しを行うため、仕上げの線よりも1mm程度は余裕を見て切り抜いていきます。

切り出すことができたら、サンドペーパーを使ってバリを取り除いておきます。

3, 仕上げ加工

仕上げ加工を得意とする電動工具を使って、墨付け線に沿って綺麗に整えていきましょう。

そして最後には面取りといって、角度のある面を設けることで仕上がりの見た目の良さはもちろん、木材の鋭利な角で手を怪我するおそれも回避できます。

面取り後の気になるバリやささくれは、目の細かいサンドペーパーで取り除いてください。これで電動工具を使って素材を曲線に加工するための基本的な作業は完了です。

次の項目からは、曲線に加工するためのおすすめの電動工具を5種類ご紹介します。必要だと思うものを検討してください。

曲線加工の定番「ジグソー」

ジグソーとは、細いノコギリのようなギザギザした刃を上下に動かすことで素材を切断していく電動工具です。

ジグソーの特徴

曲線に加工する電動工具の中でも特に名が挙げられるのがこのジグソーで、素材の中心部分をくり抜くことも可能です。

ジグソーは比較的薄い木材のカットに向いており、製品ごとに対応できる厚みが異なります。切断能力の詳細を確認すると、カットできる素材ごとの厚みの目安が表記されているので、合ったモデルを選びましょう。

刃の幅が広い直線用と狭い曲線用があるため、曲線に加工するには、狭いブレードを選びます。

「速度切替ダイヤル」がついたモデルを選ぶと、レバースイッチをいっぱいに握り込んだときの最高速度を調整することができます。この機能がついていると素材に合わせた最適な回転数を設定しておけるので、作業中は曲線にカットすることに集中できます。

また、製品によっては切り口を斜めに調整することも可能です。角度は45°〜90°くらいまでに対応できるので、斜めにカットしたい場合は角度機能にも注目です。

切断面を綺麗に仕上げるなら「バンドソー」

バンドソーとは、帯(バンド)状のノコ刃(ソー)を回転させることで、素材をカットする電動工具です。

バンドソーの特徴

バンドソーはノコ刃が細いことから、曲線切断が得意な工具として知られています。

バンドソーのノコ刃が回転する時は一方向なので、他の工具に比べるとスムーズで綺麗な切断面に仕上がるのが特徴です。

バンドソーは作業台に設置して使う「卓上横型タイプ」と「卓上縦型タイプ」、床に置いて使う「据置タイプ」、持ち運びができる「ポータブルタイプ」と4種類の選択肢があります。

ほかにも、ポータブルタイプと卓上タイプ両方の要素を併せ持つ「ハイブリッドタイプ」や、4輪キャスターを取り付け、移動可能な「キャスタータイプ」など、種類が多いのもバンドソーならではです。

機種ごとに切断できる能力が異なり、ポータブルタイプは切断能力が低い傾向ですが、卓上型や据置型では切断能力が高めです。切断したい木材のサイズを確認して、余裕をもって切断できるよう製品選びにはこだわりましょう。

細かい曲線加工に「卓上糸ノコ盤」

卓上糸ノコ盤とは、細い糸状のノコ刃を上下に動かすことで材料を切断する電動工具です。

卓上糸ノコ盤の特徴

卓上糸ノコ盤は、一見するとジグソーと似た切断方法であるように思えるかもしれません。しかしこちらは、細い糸状のノコ刃を使う点に特徴があり、細かな曲線や複雑な模様のくり抜きなど、より精密な作業に向いています。円状に切り抜いたり、小さなものを切る際に選ぶといいでしょう。

実は卓上糸ノコ盤には「バネ式」「パラレルアームシステム」「パラレルリンクシステム」と3つの構造の選択肢があります。

「バネ式」は糸ノコをバネで釣っているような仕組みで、下部にあるモーターで糸ノコを引っ張り、強力なバネで引き戻します。この動きを高速で繰り返すことで切断を行う方法で、比較的安価な機種には採用されており、最も一般的なタイプです。

「パラレルアームシステム」はモーターの力で下のアームを動かすと連動して上アームも動き、糸ノコ刃を上下させる仕組みです。バネ式よりは高価ですが、振動が少なく、テンションが一定にかかるので刃も折れにくいのが特徴です。

「パラレルリンクシステム」はパラレルアームシステムをさらに発展させた構造のもので、後部に追加されたアームがモーターの力で動き、それが上下のアームに伝わることで糸ノコ刃を動かします。振動が少なく、より精密で細かい作業を得意とする上、音も他のタイプに比べると静かです。構造が複雑なため高価な機種に採用されていますが、まだ搭載されている機種が少ない傾向があります。

汎用性の高い「トリマー」

電動工具のトリマーとは、ビットと呼ばれる先端に刃がついた工具を回転させることで素材を切り出す電動工具です。

トリマーの特徴

トリマーは本体を自由自在に動かして切り出せるので、曲線はもちろんさまざまな形に加工できます。

構造自体はシンプルですが、ビットにさまざまな選択肢があるので、汎用性が高いのが特徴。

「面取り用ビット」を取り付けると木材の角部分を落とす工程で使えるほか、「切り抜き用ビット」を選ぶと溝を掘ったり、浅く表面だけ掘ることもできます。「接合用ビット」を使うと、オス・メスの溝加工ができるので、釘がなくても接合できる加工を施すことも可能です。

比較的コンパクトなサイズ感で手で掴んで安定した状態で作業できることから、DIY初心者でも使いやすいと感じられるでしょう。大まかな切り出しを行う上記の電動工具3種類と、こちらを併せて使う方法がおすすめです。

精密な加工を施すなら「ルーター」

電動工具のルーターとは、高速回転するビットによって溝を掘ったり、縁を加工したりする電動工具です。

ルーターの特徴

「面取り加工」「溝掘り加工」「ならい加工」「円加工」といった、さまざまな加工を得意とするのがルーターです。

トリマーと似た使い方をしますが、こちらは本体が大きく、両手でしっかりと持って作業を行います。出力が高いモデルが多いことと、ビット軸径がトリマーよりも太いものに対応していることから、硬い木材や深い溝を掘るような重作業に使えるのが特徴。大型家具などを制作する場合などに向いているでしょう。

DIYで使うことは可能ですが、サイズ感やパワー面から見ると、初心者には不向きです。プロの作業現場などにおいて、よく使われています。

まとめ

今回は電動工具で曲線に加工するためのおすすめの道具を解説しました。
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!

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