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レバーブロックの正しい使い方についてまとめました。
レバーブロックの正しい使い方が知りたいという方向けに、基本的な取り扱い方について情報をまとめてご紹介します。
また、作業を行う際によくある疑問や注意点のことをはじめ、製品を展開する人気メーカーもご紹介してます。気になる情報があれば、この機会にチェックしておいてください。
レバーブロックとは、手動で重いものを持ち上げたり、引っ張ったりする際に使う携帯性に優れた手動式のリフティング機器です。
ちなみにレバーブロックは、株式会社キトーが開発した商品の商標です。この種の工具の代名詞のようにして使われていますが、他のメーカーからも同様の工具が発売されています。
レバーブロックとはどのような仕組みになっているのかというと、レバーを上下に反復して操作をすることで、内部のラチェット機構とギアが作動。ギアの回転によってチェーンが少しずつ巻き上げられたり、巻き下げられたりします。レバーから手を離すと自動的にブレーキがかかるため、吊り上げた荷物を安全に保持することができます。
少ない力で重い荷物を動かすことができる上、レバーブロック自体コンパクトで軽量なものが多いので、手軽に持ち運ぶことができるのも特徴です。
レバーブロックの用途は、プロの作業現場においては倉庫内で荷物を移動させたり、トラックに荷物を積み込むといった作業で使用します。そのほかにも個人で使用する場合は、倉庫やガレージなどで重いものを移動させる。または、ガーデニングにおいて大きな石や切り株を動かす際に使うこともできます。
そんなレバーブロックですが、一見シンプルな構造の工具に見えても、安全に正しく使うには下調べが必須です。
そこで次の項目では、レバーブロックの使い方について詳しく解説します。これから購入予定であったり、自宅の倉庫に置いてあるから使おうと考えている方も、ここで一度使い方をチェックしておきましょう。
レバーブロックの使い方について解説します。
製品ごとに少しずつ内容が異なる場合があるので、レバーブロックに付属している取扱説明書は必ず一度目を通しておいてください。操作を行うにあたって、各部位の名称を把握する上でも重要です。
取扱説明書を紛失してしまった場合に関しては、本体に記載の製品型番をネットで検索すると、電子説明書が見れる可能性があります。
レバーブロックの使い方に入る前に、まずは作業を行う周辺の環境を確認しておきましょう。作業中に関係のない物を巻き込むようなことがあると大変危険です。作業の邪魔になるような物があれば、全て片付けておきましょう。
また、チェーンにねじれや絡みがないか、フックが変形したり破損したりしていないかどうかを目視で点検します。少しでも傷みが見られたら、使用をやめてください。長く置いていた古いものであれば、新しいものを購入しましょう。購入したばかりのもので傷みが見つかったようであれば、メーカーに問い合わせて相談してください。
また、吊り上げる荷物の重さが、使用するレバーブロックの定格荷重を超えていないかどうか確認します。定格荷重内に収まっているかどうかについては、荷物の重量を正確に把握する必要があります。荷物が市販品であれば、梱包材や製品本体に記載されている重量を確認しましょう。
荷物の重さがわからない場合は、比較的小さいものであればご家庭の体重計や産業用の測りを使って重量を測定します。荷物が大きいものの場合、クレーンスケールや台はかりなどを使うと、重量を測定することが可能です。
レバーブロックを操作する際は、作業用手袋をはめてください。サイズが合っていないだぶつきがあるものや、滑りやすい素材のものは避けましょう。耐久性が高くグリップ力に優れた革手袋、サイズがフィットした耐切創手袋などを選びます。
まずは遊転機能でチェーンの長さを調整します。この時点では、まだ荷物を吊りません。切替ツマミを、巻き上げ(UP)でも巻き下げ(DOWN)でもない、中立(N)の位置にセットします。
遊転握りと呼ばれる部分を手前に引き上げると、遊転状態となります。遊転状態とは、荷物を吊っていない状態でブレーキを解除して、チェーンを自由に動かせる状態のことを指します。この状態でフックを目的の場所まで手で動かし、チェーンの長さを調整します。
荷物を吊るフックの位置が決まったら、遊転握りを離しましょう。すると遊転握りが通常位置まで引き込まれ、チェーンがロック状態に戻ります。ここから、レバーによる操作が可能です。
荷物にフックをしっかりと掛けていきます。フックの先端ではなく、フックの奥の部分(根元)に荷重がかかるようにしてください。レバーを軽く動かして、チェーンにたるみがなくしっかりと張った状態にします。
荷物を持ち上げる際は、ゆっくりと慎重に行ってください。切り替えツマミをUP(巻き上げ)にして、レバーを上下に漕ぐように動かします。すると、ゆっくり荷物が持ち上がります。
荷物を下げる際もゆっくり行いましょう。切り替えツマミをDOWN(巻き下げ)に切り替えて、巻き上げと同じ要領でレバーを上下に動かして、ゆっくりと荷物を下ろします。これでレバーブロックの使い方に関する手順は完了です。
ここまでは使い方について解説してきましたが、レバーブロックに関するよくある疑問や注意点についてご紹介します。
レバーブロックの定格荷重に荷物の重さを収めるにはどうすればいいかについて。基本的には、数回に分けられるものであれば、分ける。もしくは、定格荷重の大きいレバーブロックを選ぶ必要があります。
ほかにも、同じ定格荷重のレバーブロックを2台使用して、均等に荷重がかかるように配置することで対応する方法があります。しかしこちらの方法は、メーカーによって判断がやや異なる場合があります。自己判断で作業を行わず、必ず製品に記載の情報を確認し、守ってください。
今回でご紹介した使い方の手順を読んでもレバーブロックの使い方がわからない場合は、使い方を解説している人の動画を観る方法がおすすめです。実物を使って解説しているので、わからない点が明確になる可能性があります。
レバーブロックを使ったことがある人に実際に使い方を教わる方法が最も安全です。念のために、まわりに使い方を知っている人がいないかどうかさがしてみてください。
レバーブロックを保管する際は、使用後は汚れや水分を拭き取っておいてください。そのままにしておくと錆びの原因になります。そして各可動部分には、防錆効果のある油を塗っておきます。ブレーキ機構への塗油は避けてください。取扱説明書を確認して、メーカーが指定する箇所に塗るようにします。
最後に、レバーブロックを展開する人気メーカーを3社ご紹介します。
レバーブロックの商標にもなっている、開発元の会社がキトーです。1947年に日本初の万能けん引機「キトーレバーブロック」を開発し、現在に至るまで商品を発売し続けています。老舗ならではの技術と、安心して使える魅力があります。
象印チェンブロックからは、「レバーホイスト」の名で同種の工具が展開されています。小型・軽量なタイプがあるので、比較的手頃な価格帯で手に入り、DIYなどでも使いやすい製品が手に入る傾向があります。
バイタル工業は、「ナイスレバー」や「Vレバー」といった製品名で同種の工具を発売しています。独自のブレーキ構造である、くいつき解消機構を採用。ショック荷重などにより動かなくなってもレバーの操作で動きを回復することができるので、ブレーキの噛み込みや固着を防ぐことに役立っています。
今回はレバーブロックの正しい使い方について解説しました。
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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