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鉄パイプを曲げる工具について種類や選び方をまとめました。
鉄パイプを曲げる工具にはどのような種類があるのか?どれを買うべきか迷った時に比較できるよう、数あるものの中から選び方をご紹介します。
また、素手で曲げられるのかどうか、加工を業者に依頼する場合のことなどについても触れているので気になることがあればぜひチェックしておいてください。
鉄パイプは私たちが生活をおくる上においてさまざまな場所で使われています。水道やガスなどの流体を運ぶ目的はもちろん、医療や厨房機器、建築現場においても足場材などの用途として欠かせません。より身近なものだと、パイプ椅子などの家具にも使われていることから、ご自宅でも目にすることがあるのではないでしょうか。
近年では細いパイプを選ぶなどして、DIY目的などでもよく使われるようになりました。高い強度と耐久性がありながら、カットしたりジョイント金具を使うことで繋げられたりと用途の幅が広いことなどが選ばれる理由のひとつとなっています。
そんな鉄パイプですが、組み立てたり加工したりとさまざまなことを考えていく中で、曲げ加工がしたいと思うタイミングが出てくることがあります。
鉄パイプにおける加工の中でも「曲げる」加工は定番で、プロの作業現場においては頻繁に行われており、使われる工具は「パイプベンダー」や「チューブベンダー」などと呼ばれます。
しかしこちらの専用工具をネットで検索すると、非常に多くの種類が存在することがわかります。それらの中からどれを選べばいいのか迷った時はどうすればいいのか?ここでは、鉄パイプを曲げる工具の種類と選び方について詳しくご紹介しましょう。
鉄パイプを曲げる工具の種類と選び方についてご紹介。
パイプベンダーは銅管やアルミ管といった比較的柔らかい金属パイプに対応したものが多いため、硬い金属である「鉄パイプ」に対応しているかどうかが商品を選ぶひとつの判断基準になります。鉄パイプに対応した商品に絞った時点で、数は限られます。
例えばネットで商品を探す際は『鉄パイプ パイプベンダー』と材質を絞って検索する必要があり、実店舗で商品を実際に見て選ぶ場合には対応材質の項目を確認してください。
鉄パイプを曲げる工具であるパイプベンダーは主に3つの駆動方式があります。
手動式
手動式のパイプベンダーは、シンプルな構造であることに加え、準備も不要で気軽に使える魅力があります。主に直径が小さなものや厚みが薄い鉄パイプ中心で、力加減を調整しながら慎重に曲げることが可能です。価格も他のものに比べると低価格なので、初心者におすすめです。
プロの作業現場においても、他の駆動方式のものとは別でこちらも持っておくと、いざという時に重宝する可能性があります。
油圧式
油圧式のパイプベンダーは、油圧システムを利用することでパワフルな曲げ加工を行うことができます。直径の大きなものや肉厚な鉄パイプといった一般的な鉄パイプを曲げる際に活躍するのがこのタイプで、価格は5〜10万円前後と、パワーがありながら電動式よりもリーズナブルに購入できる傾向があります。
DIYで油圧式を使う場合は、直径が大きいものや肉厚な鉄パイプを曲げたい場合に検討することになります。
電動式
手動式は電動モーターを利用してパイプを曲げるためパワーがあり、力がほとんど不要で鉄パイプを曲げることができます。精度の高い曲げ加工ができるという点で優れており、作業効率と仕上げどちらも重要視するシーンにおいておすすめです。
プロの作業現場においては欠かせないタイプで、DIY用として選ぶにはオーバースペックになる可能性がある上、価格も数十万円のモデルが多く高価です。工場や業者向けの大型モデルになると、100万円を超えることも。
パイプベンダーは対応できるパイプの外径が決まっています。例えば「適合パイプ外径ϕ4.76mm」や「15A(呼び径)」といった記載があるので、必要なサイズを確認してください。
また、パイプの厚みを肉厚と呼びます。「肉厚2.8mm以上」などの適用管肉厚を確認しましょう。「以上」と記載されているのは、圧をかけた際にパイプの変形や潰れを防ぎ、油圧の力に耐えられる最低限の肉厚値を示しています。
加工の種類を確認しておきましょう。高品質なR(アール)曲げを実現するためには、どの加工方法が適しているかを知る必要があります。適していないものを選ぶと、パイプの変形や潰れが起きる可能性があることから、どの加工法が適しているかを確認しておきましょう。
プレス・ベンディング
プレス・ベンディングはプレス曲げ方式といって、曲げ品質よりも生産性を重視する大量生産に向いた加工方法です。パイプをラムまたはシリンダなどによって押し曲げることで、Rの大きなものや肉薄なパイプにに対応します。
コンプレッション・ベンディング
コンプレッション・ベンディングは圧縮曲げ方式です。マンドレルといってパイプの変形や潰れ、シワを防いで真円を保つために本来であれば不可欠な補助工具を用いることなく、最小限の設備でパイプを曲げられる加工方法です。作業性に優れており比較的安価で、蛇行曲げや両端同時曲げに適しています。
ドロー・ベンディング
ドロー・ベンディングは回転引き曲げ方式といって、肉厚・肉薄パイプどちらにも対応可能な加工方法です。極小R仕上げといった精密曲げにも対応するなど広範囲にわたって適応可能。回転するベンディング・フォームにパイプを固定し、巻き付けて引き伸ばすように曲げていくのが特徴です。
ロール・ベンディング
回転する2〜4本のローラーによりパイプをアーチ上に曲げる方式を、ロール・ベンディング、またはバリアブル曲げと呼びます。大きな円弧や螺旋状の成形に適した加工方法ですが、パイプ径に対して極端に小さなR(きついカーブ)を曲げる場合の精度については、ドロー・ベンディングに劣ることがあります。
ストレッチ・ベンディング
ストレッチ・ベンディングは引張曲げ方式で、複合R形状の曲げに適した加工です。大きなR曲げや不規則な曲げ加工にも対応。パイプに限らず、アルミサッシュ材など別の素材の曲げ加工にも適用されています。
鉄パイプを、パイプベンダーのような工具を使わずに曲げる方法にはどのようなものがあるのか。そもそも曲げられるのか?といったことについてご紹介します。結論から言うと高い精度を求めなければ、曲げられる可能性はあります。
やり方は主に「砂詰め」と「熱」、そして「バイスやレンチ」を使った方法です。この方法では砂をパイプに詰めることで、曲げる際に起こる座屈を防ぎます。曲げはバーナーで行い、バイスやレンチでしっかりと固定したら手でゆっくりと力を加えて曲げます。
ただしこの作業では火傷などの危険を伴う可能性があるほか、肉厚なパイプだと曲げるのが難しいでしょう。自己責任にはなりますが、実際に工具を使わず曲げている例がネット上などで見られることがあります。実際に曲げ加工を行っている方の動画などを確認してから判断するといいでしょう。
基本的には、専用の工具を使った加工方法で作業を行うことを強くおすすめします。また、業者に依頼する方法もあるので、ぜひ最後の項目もチェックしておいてください。
鉄パイプの曲げる加工を、業者に依頼する方法もあります。工具を使う予定は1度きりであるなど、工具を買うほどではないと感じているようであれば、依頼することも検討してみましょう。
今回は鉄パイプを曲げる工具について種類や選び方をまとめました。
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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