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コラム

2025/11/22

工具の豆知識

スプレーガン5つの使い方のコツを紹介!

スプレーガン5つの使い方のコツを紹介!

スプレーガンに関する5つの使い方のコツと工具の選び方についても解説します。

スプレーガンの仕上げについて5つの使い方のコツをまとめました。吹き付けで塗装をするにあたって、きれいに仕上げるにはどうすればいいのか方法が知りたいという方向けに、必要な情報をご紹介します。

そのほか塗装以外の用途や工具の選び方についても触れているので、気になることがあれば参考にしてください。

スプレーガンとは

スプレーガンとは、塗料などの液体を霧状に噴射させる塗装機器の一つです。その名の通りピストルのような形状で、引き金を引くことで中に入れている液体が噴射される構造です。

大きな面積に対しムラなくきれいに塗ることに長けていることから、家具をはじめ車やバイクといった大型の対象物への塗料の吹き付けにぴったり。スプレーガンとは仕様が少し異なる専用の本体を使えば、接着剤の塗布に使えるほか、洗浄や清掃目的でも使えるなど用途の幅が広い工具です。

そんなスプレーガンですが、いざ使い始めると部分的にムラになってしまったり、塗料が垂れるなどきれいに仕上げられず困ることもあるはずです。そこでここでは、スプレーガンの使い方のコツをいくつかご紹介します。まずは基本的な使い方ができているかどうか、流れを次の項目でチェックしておきましょう。

基本的な使い方の流れについて

スプレーガンを使った塗装のやり方について、まずは基本的な使い方の流れをご紹介します。

1, 保護具を身に着ける・養生する

まずは塗料を付着させたくない場所へ養生シートを被せてマスキングテープで留めるなどして、養生します。作業中はしっかり換気ができるよう、窓を開けることに加え換気扇をまわすなど、空気が循環する環境に整えてください。外で作業するのも手です。

作業に入る前には保護具を身につけましょう。スプレーガンによる塗装作業では、シンナーを使用するため、直接吸い込まないよう注意してください。保護メガネや防塵・防毒マスク、保護手袋(耐溶剤手袋)などを装着します。

2, 塗装面の汚れを落とす

ここでは木材や金属に塗装することを想定し、塗装したい面についた汚れをラッカーシンナーを染み込ませたウエスなどを使って拭き落とします。

塗装する素材が金属であれば、研磨剤、またはサンドペーパーやワイヤーブラシで表面の錆を研磨(ケレン)して落としておきましょう。錆がない場合でも、塗料の食い込みをよくするために足付けといって、傷をつけておきます。

3, ゴミやホコリの除去

スプレーガンで対象物に空気を吹き付けて、表面についたゴミやホコリを除去しましょう。

4, 塗装する

スプレーガンにプライマーサーフェーサー(密着性を高める・凹凸を滑らかにする下地)を入れて、下塗りをしたら乾燥させます。下塗りした塗料を乾燥させている間、上塗り用の塗料を準備します。色の調整を行い混ぜ合わせましょう。

乾燥時間は製品ごとに異なります。塗料に記載されている内容を確認するか、メーカーの公式ホームページをチェックしてください。

下塗りした塗料が乾燥したら研磨を行い、上塗りして乾燥させます。これで基本的な塗装の流れは完了です。

スプレーガンの使い方5つのコツ

スプレーガンの使い方について5つのコツをご紹介します。

手首を固定する

スプレーガンを使って対象物に塗料を均一に吹き付けるには、スプレーガンを持つ手首をしっかり固定することがコツです。手首を使って塗装すると塗りムラができることから、腕を1本の棒であることをイメージして作業を進めます。

スプレーガンを使うのが初心者であり、対象物への吹き付けがうまくできる自信がなければ、まずは仮の対象物を準備してそこへ練習用として塗装することをおすすめします。

手元と塗装面の距離を20cm程度に保つ

スプレーガンを持った手元と塗装面の距離は、20cm程度になるよう保ちましょう。距離が近いと塗料が過剰につき、垂れやすくなります。狙ったところへ塗料が過剰に載ると塗膜が厚くなる傾向もあることから、仕上がりにムラができます。

塗りムラは距離が遠すぎた場合にもできやすく、ゆず肌といってザラザラした仕上がりになる可能性があります。塗料の消費量が増えて塗料が足りなくなる懸念もあるため、手元と塗装面の距離は適度に保ちましょう。

塗装面に対して垂直になるように吹き付ける

スプレーガンは塗装面に対して垂直になるように保ち、吹き付けていきます。塗装面に対して斜めの角度から吹き付けると、塗料が垂れたり塗装面にザラつきが生じるなど、仕上がりに影響が出ます。上記でご紹介した距離と同様、塗料の消費量にも影響する点に注意が必要です。

吹き付けた幅の3分の1程度を重複させる

スプレーガンで吹き付けた部分をよく見てみると、中央部分に比べて端のほうが塗料が載っている量が少ないことがわかります。次に塗装する際にこの部分を重複させることが、きれいに塗装していくコツです。

ここでは3分の1程度としていますが、2分の1程度にするなど、できれば吹き付けた部分を観察してから重複させる幅を決めるといいでしょう。

速度を一定に保つ

スプレーガンを動かしていく速度を一定に保つことで、塗りムラを防ぎます。停止時間が長い部分があると塗料が垂れ、停止時間が短いと薄付きになることから、一定の速度が適しています。

ネット上などでは、目安となるペースは1秒間にこれくらいの距離であると長さの例が紹介されていることもありますが、実際に手を動かしている塗装動画を観る方法がわかりやすくおすすめです。他の人がどれくらいの速度で手を動かしているか、ぜひ見てみてください。練習をして、どれくらいの速度であれば均一に塗れるかを把握するのも使い方のコツです。

工具の選び方

スプレーガンを購入する際に必要になる選び方について解説。

駆動方式を確認

まずは駆動方式を確認しましょう。スプレーガンには大きく分けて3つのタイプがあります。

エア式

エア式はコンプレッサーを繋いで空気を圧縮させることで駆動します。高精度な吹き付けが可能で、木工や自動車塗装などにおすすめです。

エアレス式

エアレス式はポンプで塗料に高圧をかけることで、ノズルの穴から噴出させる圧力で霧化します。外壁塗装や大型建築物など、広範囲を厚みのある塗装で仕上げたい場合に向いています。

電動式

電動式は内蔵モーターまたはバッテリーで駆動し、小型電動ポンプの力や振動で塗料の噴射と霧化を行います。DIYなどで手軽に使えるタイプです。

種類について

スプレーガンは3つの種類に分けられます。

吸上式

カップがノズル下部についており、塗料を吸い上げて噴射するタイプが吸上式です。色合わせをカップの中で行うことができる点において便利です。容量が大きなものが多いので、長時間塗装に向いています。

重力式

重力式はカップがノズル上部についており、スプレーガンの中でも定番です。吸上式に比べると小さめなので、ちょっとしたDIYや小さなパーツ塗装など細かな作業に使います。初心者でも扱いやすいサイズ感が魅力です。

圧送式

加圧タンクやペイントポンプから塗料を送り出すのが圧送式です。吸上式・重力式に比べると本格派で、慣れるまで時間を要します。大容量なので、一度に広い面積を塗装できるメリットがあり、外壁塗装などで活躍します。

ノズル口径を決める

ノズル口径とはスプレーガンの先端にある塗料吹き出し口の直径を指し、使用する塗料の種類と粘度、塗装対象の大きさで選びます。2mm〜3mmとノズル口径が大きくなるほど広範囲への塗装が可能であり、ムラなく塗装が可能です。一方で1mm以下ほどのノズル口径が小さいものは細かい塗装用として選びます。

そのほか塗装以外の使い方

今回はスプレーガンを塗装目的で使うことについてご紹介しましたが、仕様が異なる本体を使えばほかにもまだ使い方があります。最後にご紹介しましょう。

接着剤の塗布

接着剤用スプレーガンというものが存在します。接着剤を広い面積に、ムラなく均一に塗布したい場合に使うもので、木工やゴム製品、自動車の内装部品への接着工程などで使われています。塗装用とは異なる工具のため、買い間違えないようにしましょう。

洗浄・清掃

水を入れて噴射することで、洗車や窓洗浄、エアコン掃除などに使えるスプレーガンがあります。こちらもスプレーガンと名がついている製品が多いですが、塗装目的で使うものとは異なる道具を使う点に注意してください。ネットで『掃除 スプレーガン』などと検索すると、該当する商品が見つかります。

食品の製造

食液用スプレーガンといって、食品に使われる液体(食液)を塗布するために使うことができるスプレーガンがあります。手作業に代わって食液をムラなく塗布することができるため、製菓用の道具の一部として活躍中です。フードカラー(食紅)やチョコレートの吹き付けなどに使われています。

まとめ

今回はスプレーガンに関する5つの使い方のコツと工具の選び方を紹介しました。
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!

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