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コラム

2025/12/15

工具の豆知識

工具のプライヤーとは?種類や使い方について解説

工具のプライヤーとは?種類や使い方について解説します。

工具のプライヤーとは何なのか、種類や使い方について詳しく知りたいという方向けに、詳しく情報をまとめました。

最後には製品購入の際に必ずチェックしておきたい、おすすめのメーカーについても触れています。気になることがあればこの機会にまとめて確認しておきましょう。

工具のプライヤーとは?

工具のプライヤーとは、掴んだり挟んだり、切断する際に使う工具です。テコの原理を応用して、少ない力で物を掴んだり挟むことができます。

プライヤーと似た工具としてニッパーやペンチが挙げられますが、英語ではpliers(プライヤー)または cutting pliers(カッティングプライヤー)などと呼ばれており、アメリカなどではこれらも含めてプライヤーの一種とされてきました。

しかし日本では、工具におけるプライヤーとは、ペンチやニッパーは独立した工具として認識しています。

最もメジャーなのはペンチです。英語ではプライヤーの一種にペンチを含む扱いになっていますが、日本ではペンチの一種にプライヤーが含まれるようなイメージで工具が展開されています。

日本でのプライヤーの認識について

日本でのプライヤーの認識方法について、「プライヤーとペンチの違い」に焦点をあてましょう。

ペンチの特徴

ペンチは細かい作業をこなすため、先端が小さく作られているのが特徴です。ジョイント部分(支点)はスライドなしで、ガタつきがありません。そういったこともあり、精密な作業を行う際に使っても手元がブレることなく、対象物をしっかり掴むことができます。

一方で口の開きが固定されていることから、様々なサイズや形状の対象物に対応することはできません。電気工事や電子工作、アクセサリー製作といった、細かな作業に向いています。

プライヤーの特徴

プライヤーとは軸のジョイントを動かすことができるようになっており、ペンチでは掴めない大きな径のものや、特殊な形状のものまでしっかり挟んで掴むことができるのが特徴です。また、刃も大きく開くことから、ニッパーでは切断しにくい太い針金なども切断することができます。

ただし一見万能のように見えて、軸が固定されていないぶんペンチやニッパーに比べると、ガタつきが生じやすい傾向があります。汎用性とパワーを重視する作業に使えることから、メンテナンスやプロの工作、DIYに至るまで幅広く使用可能です。

ペンチとプライヤーとはどちらも物を掴む工具であるという点は同じですが、ペンチは小さい物を掴むための工具であるのに対し、プライヤーとは大きい物を掴むための工具であるという点に違いがあることがわかりました。そしてこの「プライヤー」にはいくつか種類が存在し、種類ごとに用途が異なります。次の項目で詳しくご紹介しましょう。

プライヤーの種類と用途について

プライヤー6種類の紹介と用途についても解説します。

コンビネーションプライヤー

最も一般的なプライヤーとして知られるのがコンビネーションプライヤーです。その名前の通り、コンビネーション(組み合わせ)で成り立っているのが特徴で、複数の機能を兼ね備えています。DIYをはじめ、プロの作業やメンテナンスに至るまで活躍しています。バイクや車の車載工具として選ばれるのは、こちらのタイプのプライヤーです。

ウォーターポンププライヤー

ウォーターポンププライヤーは、水道工事などで使われることからこの名がつきました。コンビネーションプライヤーよりもさらに大きく口を開くことができ、さまざまなサイズのパイプやボルト、蛇口の根元などを掴んで回すことができます。柄が長く力を加えやすいので、固い部品を外す際にも便利です。

ロングノーズプライヤー

ロングノーズプライヤーは、先端が細く長いのが特徴です。細いながらも先端はギザギザになっていることから、対象物をしっかり掴みます。狭い場所での作業や繊細な作業にも適しており、電気配線・工作、模型製作やアクセサリー作りといった細かな部品を掴む作業で活躍します。

シンノーズプライヤー

シンノーズプライヤーはヘッド部分が薄く作られているのが特徴で、一般的なコンビネーションプライヤーの約半分ほどの厚みしかありません。狭い場所での作業や、薄くて細かい部品を扱う作業に適しています。

ベントノーズプライヤー

シンノーズプライヤーのヘッドが45度や90度に反っているプライヤーがあり、こちらをベントノーズプライヤーと呼びます。平面上のクギや薄い板材といったものを掴んで引き抜きたい時に便利で、狭いスペースでの作業はもちろん、特定の角度からしか作業できない場合にも役立ちます。

ロッキングプライヤー

ロッキングプライヤーとは、掴んだものを強力に固定(ロック)できるプライヤーです。レバーを握ることで対象物を掴んだ状態でロックできるので、ロック後は手で握り続ける必要がありません。長時間にわたって対象物を固定したいときにあると重宝します。溶接作業や、固着して回らないネジを掴んで回す際などに使えるほか、アイデア次第で用途の幅がひろがる道具でもあります。

プライヤーの使い方

プライヤーの基本的な使い方について解説。

作業に適した道具を選ぶ

まずは作業に適した道具を選ぶことが重要です。『プライヤーの種類と用途について』の項目でご紹介した通り、プライヤーにはさまざまな種類があるので、用途に合ったものを選びましょう。作業内容によっては、2~3種類を用意して、使い分ける必要が出てくることもあります。

開け幅の調節を行う

作業内容に合わせたプライヤーが用意できたら、開け幅の調節を行いましょう。プライヤーはヘッドの付け根に、口の開け幅を調節するジョイントがついています。このジョイントを対象物の厚みや大きさに合わせて調節しましょう。

プライヤーを使って対象物を掴む際は、口の開き幅の設定が対象物に合っているか確認してください。幅を大きく開きすぎているなど設定を間違っていると、ハンドルを握り込んでもしっかりと対象物を掴むことができません。滑って怪我をするおそれもあるので、安定しているかどうかを確認する必要があります。

対象物を掴む

対象物を掴みます。ハンドルは端の方を持って握りましょう。柄元の方を持って握ると、力を込めにくいだけでなく、手指を挟んでしまうこともあるので注意してください。

対象物の表面に傷をつけたくない時は、挟んで使うといいでしょう。薄板などを挟む際には、可能な限りヘッドの奥まで対象物を差し込んで挟むと安定しやすくなります。

曲げる・切断する

プライヤーは曲げたり切断する作業にも使えます。対象物を曲げる時は一気に力を加えようとせず、ゆっくりと形を整えるように曲げていくときれいに仕上がるでしょう。

切断する際は刃の奥の方で挟むと力が入りやすく、効率的に切断できます。切断片が飛ぶことがあるので、作業時には目を傷つけないよう保護メガネを装着しておくことをおすすめします。

プライヤーを製品展開するおすすめのメーカー

工具のプライヤーとは何なのかについて解説しましたが、最後にプライヤーを製品展開するおすすめのメーカーをご紹介しましょう。製品購入時に迷った時は参考にしてください。

Fujiya(フジ矢)

Fujiya(フジ矢)は、大阪に本社をおく日本の工具メーカーです。1923年創業の老舗メーカーならではの高い品質でありながら、比較的リーズナブルな価格帯のラインナップが魅力です。独自の特殊鋼を採用したプライヤーを展開し、高い切断能力と耐久性を持ちあわせています。

KNIPEX(クニペックス)

KNIPEX(クニペックス)は、ドイツ発の握りものに特化したメーカーです。プライヤーの製品展開は多く、中でもウォーターポンププライヤーのコブラシリーズが有名。プッシュボタンを押すだけで素早く簡単にアゴの幅を細かく調整できるのが特徴で、調整に不慣れな初心者でもしっかりと掴むことができます。

まとめ

今回は工具のプライヤーについて解説しました。
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!

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