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工具の落下防止対策として現場で使えるおすすめのツールを7種類ご紹介します。
工具を扱う際は落下防止対策が必須です。重大な事故を防ぐためには知っておきたい、さまざまなツールの情報をまとめました。
記事の最後には自らすべきことなどについても触れているので、高所作業をする作業員をはじめ、DIYで脚立やはしごの上で作業する人も参考にしてください。
高所作業を行う際、手から工具が滑り落ちたり、作業台から転がり落ちたりする危険性があります。落下した先に作業員や通行人がいると、重大な事故を引き起こすリスクがあります。
「労働安全衛生規則」という労働者の安全と健康を確保し、快適な職場環境を守ることを目的に定められた厚生労働省の規則がありますが、企業がこの事項を徹底しても事故が発生する可能性はゼロとは言えません。
作業で使う工具は腰袋に入る程の小さなものや軽いものも多く、少々落下しても問題ないのではと考えることがあるかもしれません。
しかし約30gのドライバー1本を1mの高さから落とした場合と、5mの高さから落とした場合では衝撃が異なります。落下する物体の位置エネルギーは、質量と落下する高さに比例します。
この位置エネルギーは落下中に運動エネルギーに変換されるため、より高い場所から落とすほど、地面に衝突する際の運動エネルギーが大きくなり衝撃も増加。また、これが1.5kgの電動工具であった場合にはドライバーよりもはるかに重いことから、落下する際の運動エネルギーがさらに大きくなり衝撃も増します。
その上、工具の多くは先が尖ったものや刃がついたもの、硬い物が多くを占めます。日常的な落下物を例に挙げると、マンションの上層階から柔らかいボールや洗濯物を落としてしまった場合とは条件が大きく異なるでしょう。
直接身体にあたるだけでも危険ですが、コンクリートのような硬い地面にあたって跳ね返ってきた場合の危険性も含むことを考えると、工具の落下事故は絶対に避けなければなりません。
そこでここでは、工具の落下防止対策として取り入れられる、おすすめのツールを複数ご紹介します。自らの意識だけで落とさないよう気をつけるということには限界があるので、装備の力を借りて、みんなが安全に作業できる環境へ整えておきましょう。
工具の落下防止対策におすすめのツールを7種類ご紹介します。
ツールホルスターやポーチは、作業者が工具を身に着けて持ち運ぶための収納アイテムです。工具を素早く出し入れできるようにするためには必須で、高所作業に限らず、作業者のほとんどはこういったものに工具を入れています。
製品ごとに仕様は異なりますが、一般的には工具を1本ずつ、または数本を収納できるよう安全に固定できるものが多いです。転倒した場合や倒れた場合に中身がこぼれにくいようになっているものをはじめ、ラジオやスマホ専用のものなどもあります。
セーフティコードとは落下防止用コードや安全コードなどとも呼ばれる、工具の落下防止対策になるツールです。自身と工具類を繋ぐもので、片方は工具に設けられているセーフティコードを取り付けるための穴へ、もう片方は工具袋についたDカンやフックなどに取り付けます。
長さやコード径、芯径などはさまざまな種類が存在するため、使用する工具や作業環境に合わせて適切な商品を選びましょう。
ツールランヤードとは、チェーンソーやドリルといった、セーフティコードよりも更に重い工具の落下防止対策として取り入れられるツールです。
製品選びの際は取り付けたい工具の重さを把握し、耐荷重の範囲内に収まるようにしておく必要があります。
接続ワイヤー、または接続コードと呼ばれるものがあります。こちらはセーフティコードを直接取り付けるための穴やリングがない工具に、輪やフックを設けるためのアイテムです。
こちらひとつで何か機能を果たすわけではありませんが、セーフティコードを取り付ける際には必要になる可能性があるでしょう。ステンレスなどの金属ワイヤーで作られたものを選ぶと、細くても強度が高い上、工具の小さな隙間にも通しやすい利点があります。
切断工具の落下防止対策として取り入れられるのがツールリトラクターです。工具を使用後に自動的に元の場所へ巻き戻す機能を持つ仕様になっており、工具の落下はもちろん、紛失を防ぐことにも役立ちます。
製品を選ぶ時は耐荷重と、コードの長さや材質をチェックすることが大切です。作業範囲が広い場合、コードは長めのものを用意する必要があります。屋外で使用する場合など環境に応じて、耐久性や耐薬品性に優れた素材を選びましょう。
インパクトソケットやドリルビットの軸折れによる落下防止アダプターです。ソケットやビットをこちらのアダプターで覆うことで、作業中に軸が折れても工具が落下しないように対策を取ります。
電動工具のメーカーが独自に発売しているものや、工具アクセサリーの専門メーカーからも汎用品や特定のメーカー向けのアダプターが発売されています。お手持ちの電動工具に取り付け可能なものを購入してください。
インパクトドライバーやインパクトレンチなど、特定の電動工具の本体やバッテリー部分に取り付けることで、カラビナやベルトに吊るせるようにする専用ホルダーやフックがあります。
メーカーや機種ごとに専用のものが展開されているので、電動工具に取り付けられるものかどうかを確認して購入してください。
工具を落下させないためにすべきことを確認しておきましょう。
今回は落下防止対策として取り入れられるツールについてご紹介しましたが、作業前にはそれらが全て機能しているかチェックしてから現場に入るようにしましょう。ツールポーチやセーフティコードがしっかり取り付けられておらず、作業中に外れたといったトラブルが起きないよう注意が必要です。
落下防止対策ツールを使用する際は、製品に記載の使い方を必ず守ってください。例えば一度でも大きな衝撃が加わったツールは破棄するよう記載があれば、その通りに破棄してください。目視では傷んでいないからと自己判断で使用を続けるようなことがあると、重大な事故を招くリスクがあります。
落下防止対策ツールを購入したら、製品に付属している取扱説明書に一度目を通しておきましょう。
最も基本的なところで、工具は正しくしっかり握るようにして、作業中に落とさないようにしましょう。例えばドライバーであれば、手のひら全体でグリップを包み込むように持つことで、安定して力が伝わるようにします。
工具の落下防止対策についてご紹介してきましたが、最後に自分の身を守る方法についてもご紹介します。
プロの作業員は必ず保護具を着用しますが、DIYなどの趣味で作業を行う場合なども、必ず保護具を着用するようにしましょう。特にヘルメットは重要で、落下物の直撃による重篤な怪我を防ぐために頭部を保護します。あご紐とあごの間に指が1〜2本入る程度に締めてください。
安全靴は、足の甲や指先を保護する芯が入ったものを選びましょう。こういった保護具に関しては、プロであれば作業員同士、どのようなものを身に着けるか情報を共有することも大切です。DIYなどの趣味になると気を抜きがちですが、作業位置が低いからと気を抜かず、しっかり対策しておきましょう。
作業時は、足元に不要な物を置かないようにしましょう。つまずいてバランスを崩し、怪我をするリスクがあります。また、今回ご紹介したおすすめツールは主に身に着けるものを落下させないことを重要視しましたが、置いてあるものが落下する危険もあります。あらかじめ作業周辺は片付けておきましょう。
今回は工具の落下防止対策として現場で使えるおすすめのツールを解説しました。
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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