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鳶職が使う工具を7種類ご紹介します。
鳶職が使う工具が知りたいという方向けに、定番のアイテムを中心に情報をまとめました。これから道具を揃える予定で下調べをしておきたい。どのような道具を使うのか気になるといったことがあれば、この機会にチェックしておいてください。
また、携帯方法についてもご紹介しているので、必要なものを現場へ安全に持ち運べるようにしましょう。
鳶職(とびしょく)とは、日本の建設業において、高所作業を専門とする職人のことです。「鳶」「鳶の者」「鳶工」などとも呼ばれ、江戸時代から現代まで続く伝統ある職として知られています。
「鳶職」とは、実は1種類の職を指すのではありません。ここからさらに足場の組み立てや解体を行う「足場鳶」や鉄骨を組み立てる「鉄骨鳶」、大型の機械や設備などをクレーンを使って搬入・設置する「鉄骨鳶」といった複数の種類に分けられます。
建設現場ではその職性上から全体の安全を支え、工事を先導する重要な役割を担っています。
そんな鳶職について、これから働きたい。または、既に働いてはいるものの、ほかの鳶職人が使っている基本的な工具のことについて知りたくなったといったこともあるのではないでしょうか。そこで今回は、鳶職が使う工具をいくつかご紹介します。
最後には工具を揃えるにあたっての注意点などもご紹介しています。ここでは、およそどんな工具を使うのかといった目安を知る機会にしてください。
鳶職が使う工具を7種類ご紹介します。
金づち(ハンマー)は、一般的には釘を打つために使用されることが多い工具です。しかし鳶職では、「足場ハンマー」と呼ばれる足場を組む時の繋ぎとなる「くさび」を打ち込むための専用の工具を使います。足場ハンマーは一般的な金槌とは形状が異なり、ハンマー部がしっかりと作られているため頑丈です。解体作業でも頻繁に使用されます。
スケールは、コンベックスとも呼ばれる金属製の巻き尺です。寸法や角度の測定をはじめ足場の位置確認など、幅広く使用される道具です。建設現場では5.5mのスケールがよく使われています。これは1.8mある足場を3本分まとめて測れるようにしたものであり、さらにマグネットが付いたタイプは金属部に固定できて使い勝手が良いと人気です。
クリッパーは、主に鉄筋や鉄骨などを結束するために使う番線と呼ばれる太い針金や、ワイヤーロップといった普通のハサミやペンチでは切れないものをカットするための工具です。番線を切る機会が頻繁にある鳶職には必須でしょう。刃の形状が異なるものがあるので、作業内容に合ったものを選ぶ必要があります。
足場や鉄骨の組み立てや解体において、ボルトやナット、クランプを締めたり緩めたりするための電動工具です。スピード感のある作業が求められる鳶職において、必要不可欠です。インパクトドライバーは通常の電動ドライバーとは異なり、回転と同時に衝撃を加えられることから、強い力でネジを締めることができる特徴があります。
インパクトドライバーはボルト数が大きくなるほど高トルク(締め付け力が強い)であり、かつては足場用であれば14.4Vのモデルで十分足りるとされていました。しかし近年では18Vや40Vのモデルを使う職人が増え、解体時に14.4Vでは外せなくなってきました。そういった背景があることから、18Vか40Vのインパクトドライバーを選ぶことをおすすめします。
鳶職が使うラチェットレンチは、先端に「シノ」と呼ばれる尖った部分がついたシノ付きラチェットレンチを使うことが主流とされています。直交クランプ類を締めつけたり、足場板などを固定する際に使う番線を、シノの先に巻き付けて締め付けるといった使い方が可能です。先の尖ったタイプを選んでおくと、ボルトを通す重なった穴を合わせるときに使うこともできます。
モンキーレンチは、特定のサイズのレンチがない場合や、ラチェットレンチなどが入らない狭い場所でボルトやナットを締めたり緩めたりする際に使います。汎用性が高いので、あると重宝するでしょう。
水平器は、構造物が水平になっているか、または垂直に設置されているかどうかといったことを確認するために使用するものです。
鳶職が使用する水平器は、持ち運びやすさや使い勝手を考慮して、小型でマグネットがついているものが好まれる傾向にあります。マグネットがついていると、金属製の部材に貼り付けて使えるので両手が空き、作業効率が上がるでしょう。
鳶職が安全に作業を行うためには、他にも用意すべき道具がいくつかあります。鳶職は高所での作業が基本なので、着用が義務付けられているものがあります。工具と一緒に必要なものをチェックしておきましょう。
安全帯は、作業を行う本人が落下防止のために装着することが義務づけられている道具です。ベルトタイプやフルハーネス型といった種類がありますが、鳶職は2022年1年以降はフルハーネス型の安全帯以外は着用禁止となっています。安全帯を購入する際は、現場作業での規格に合っているかどうかを確認しましょう。
セーフティーワイヤーは、工具落下防止ロープとも呼ばれる工具類が落ちないよう工具と安全帯またはベルトを固定するものです。鳶職は高所で作業を行うため、工具を高いところから落とさないよう注意しなければなりません。
そこで活躍するのがこのセーフティーワイヤーで、片方を作業員の安全帯やベルトに接続して、もう片方をインパクトドライバーやハンマーといった工具に取り付けます。ワイヤータイプが主流ですが、自動で巻き取るリールタイプもあります。
鳶職が使う工具の携帯方法をご紹介します。工具は作業中にサッと取り出しやすく、そして安全に持ち運ばなければなりません。適切な携帯方法を行えば、作業の質を向上させることが可能です。基本的には腰に取り付けて使うものばかりなので、まとめて「腰道具」と呼ぶことが多いです。
腰袋とは、ネジやビスなどの小物類をまとめて収納しておくための袋(バッグ)を指します。複数のネジやビスを使い分けたい時や、両手を開けておきたい時にあると便利です。中身の整理がしやすい仕切りがついたものや、中身がこぼれないようフタがついたものなどが人気です。 形状やポケットの数、サイズや素材などはさまざまなので、作業の様子を見て使いやすいものを選ぶことが大切でしょう。
工具差しは、金づちやクリッパーといった鳶職ならではの工具を腰まわりに固定して携帯しておくことができるアイテムです。工具が抜け落ちないよう工夫が凝らされたものが展開されており、必要な時にサッと工具を手に取れて、高所作業でも安全に作業が続けられます。形状は1本用のものから複数差し込めるものまで幅広く選択肢があるので、使う道具に合わせて選んでください。
ここでは鳶職が使う工具をはじめ、安全のために用意する道具についてもご紹介しました。最後にお伝えする注意点として、これから工具や道具を揃える予定がある場合は、必ず職場の規定や先輩のアドバイスをきいてから買い揃えることをおすすめします。
なんとなく自分で道具を揃えてはみたものの、入社時は会社から支給される工具を使うことになった。または、作業内容に道具が合わなければ、また新しいものを購入することになり、自宅で眠らせておくことにもなり兼ねません。
入社前に焦って全てを揃える必要はないので、ここでは下調べ程度に、まずは職場で揃えるものをチェックして様子を見てください。
今回は鳶職が使う工具を7種類ご紹介しました。
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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